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『五龍世界(ウーロンワールド)』『マリアビートル』『勝手にふるえてろ』『お茶が運ばれてくるまでに』読破!
2010 / 10 / 23 ( Sat )
五龍世界(WOOLONG WORLD)―霧廟に臥す龍五龍世界(WOOLONG WORLD)―霧廟に臥す龍
(2010/06/04)
壁井 ユカコ

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マリアビートルマリアビートル
(2010/09/23)
伊坂 幸太郎

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勝手にふるえてろ勝手にふるえてろ
(2010/08/27)
綿矢 りさ

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お茶が運ばれてくるまでに―A Book At Cafe (メディアワークス文庫)お茶が運ばれてくるまでに―A Book At Cafe (メディアワークス文庫)
(2010/01/25)
時雨沢 恵一

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以上4冊読破です。(列記したのは読破順)
ちなみに、全部職場の蔵書です。しかも『五龍世界』と『お茶が運ばれて~』はYA・児童図書担当者の権限を使って選書してしまいました☆ ……いや、ちゃんと先輩方にも供覧してもらって、館長にも承認印貰いましたから全く問題は無いですよ!? ちょっと個人的な趣味が入ったことは否定しませんけれども。


いつものごとく個人的な感想は以下、追記にて。
※『五龍世界』『マリアビートル』『勝手にふるえてろ』は重大なネタバレを含みますのでご注意を。
『五龍世界 ――霧廟に臥す龍』(著:壁井ユカコ)

……あれ? ブログでこの人の作品の感想書くの初めてなんですね私。
デビュー作『キーリ』シリーズから、ほとんどの著作を読破しているんですが。(『14f症候群』だけが未読)

本格的な中華ファンタジーです。路線としては『キーリ』や『鳥篭荘』に近いかもしれません。
色で言うと、パステルブルーに淡い灰色がかすかに混じった感じ。(分かりにくくてすみません…)

でもやっぱり壁井ユカコ。主人公ユギのお師匠さんはやさぐれ道士だし、金髪美青年牧師イルラックは口が悪いことこの上ない。ハーヴェイもでしたが、やさぐれた柄の悪い男の人好きですよねー、この人(笑)
久々に読んだんですが、文章のリズムも「あぁ壁井さんだぁ」という感じでした。心理描写だと、一文がわりと長文。まあ、登場人物の性格のせいもあるのかもしれませんが。

中国の呪術も出てくるんですが、私は『陰陽師』(著:夢枕獏)読んでたせいか、「泰山府君」とか「蠱」とかの言葉もすんなり入ってきました。割と読みやすかったです。

話の核としてはユギの成長、になるのかなぁと思います。頼りにしていた師匠が亡くなって、周囲の人からは一人前とは見てもらえなくて、でも自分のできることだけでもやらなきゃ…と前を向いていく。頑張るユギを応援したくなります。個人的に碧耀も気になりましたが。

イルラックが過去に犯したという「罪」とか、ルーインの行方とかが明かされていなかったので、シリーズとして続くのかなと少し期待しています。イルラックがものすごく好きでした。




『マリアビートル』(著:伊坂幸太郎)

以前言ってたように職権乱用「借ります!」発動した本です。いつものことながらうちの館の利用者さん、ホントすみません。
マリアビートル、っててんとう虫のことなんですね。へぇ。レディバグは知っていましたが。

殺し屋がたくさん出てくる話で、最初に『令嬢』とか自殺屋『鯨』とかがちらっと出てくるんですが「何だっけこれが登場する話って!? 前に読んだんだけど…何かカタカナのタイトルだったんだけど…うあー!思い出せないっ!!」と気になって気になって。仕事中に書架に走りました(笑)
『グラスホッパー』でしたね。また読み返したいです。『マリアビートル』と登場人物が重なる部分もあったので。あ、でも未読の方でも十分楽しめます。

登場人物について。
・七尾……主人公、なのかな?「てんとう虫」って呼ばれてたし。不幸すぎで笑いました。罠しかけるところは格好よかった。でも彼が睡眠薬を入れさえしなければ…!とちょっと恨んだりもしましたが。
・檸檬と蜜柑……掛け合いがもはや漫才(笑) 何だかんだ言いながら、お互いの薦めるものを理解してるところにきゅんときました。(職場でトーマスの絵本を配架するときに、『檸檬……!』と、つい噴き出しかけたのは秘密です。「……『ディーゼル』ってどんなキャラなの?」と、つい絵本開いてみただなんてのも) この2人好きだったのに、死んじゃうなんて残念すぎる。別の作品ででも、2人の仕事してるところをぜひ見てみたいです。
・王子……THE悪役。でも「どうして人を殺したらいけないのか」は、実際に聞かれたら返答に困ります。
・木村……渉の父よりも、祖父母の2人にビックリ。
・鈴木……この人、グラスホッパーに出てますよね?確か。最後のレジのくだりには笑いました。

今回も、意外な伏線が多々。電光掲示板とか蛇とか。個人的に衝撃だったのは、「寝起きが悪い業者」の話。ここに繋がるのか!!と。他にもそういう箇所が多くて、雑談にみえる話もうかうか読み飛ばせません。

新幹線という、ある意味密室の中で繰り広げられる殺人事件(?)ですが、スピード感があるんですよね。
そして、人がごろごろ死んでいくのに、どこかさらっとしている。そのせいか、読後感は良かったです。



『勝手にふるえてろ』(著:綿矢りさ)

この人はそこまでファンというわけではないのですが、新聞広告見て面白そうだったので予約を入れてみました。
1時間弱で読破しました。そんな文字もぎっちり詰まってなかったですし、文章自体も読みやすかったです。

主人公の鬱屈した感じは『蹴りたい背中』と重なります。
誰もが体験してそうな日常のこと(トイレの音姫だとか、家飲みの際の女子のあれこれだとか)が盛り込まれてるのに、作者の観察眼は凄いなと思わされました。

最後の最後で「ニ」が「霧島くん」と名前を呼ばれた部分が好きでした。
この子は彼を選んだんだね、というのがはっきり伝わるというか。
どうせなら「イチ」の名前(一宮)は出さなくても良かったんじゃないのかなあ、と個人的には思いましたが。



『お茶が運ばれてくるまでに』(著:時雨沢恵一)

『キノの旅』シリーズは買って読んでます。『アリソン』シリーズは他市の図書館で借りて読破しました。
この人の話は、短編や掌編とはいえ「深い」んですよね。考えさせられるというか、胸の奥に残るというか。
今回もそんな感じでした。2ページくらいの掌編(というか、詩みたいなものも)がほとんどなんですが、思わず顔がほころんだり(特に「ラブレター」。どんだけ愛されてるんだよ!と読みながら照れました。例えの表現がすごく綺麗なんです)、じわりと涙が滲んだりするもの(「近しい人が死んだのにあなたがまだ生きている理由?それは……」とか。)が多かったです。

1番印象に残っているのは、『自分の年を倍にしてみよう→その年になった気分で、「あと半分若かったらこんなことができるのに」というものを挙げてみよう→挙げたものを実行してみよう』というもの。(タイトル忘れました…すみません)
実際にやってみたんですが、何かできそうな気がしました。時間が無いとか、タイミングが…とかの理由で二の足を踏んでたこと。勇気を出して踏み出せそうです。

『誰かを思い通りにできる魔法が使えるとしたら?→そんな魔法が使いたいなら、洗面台の鏡の前に行ってみよう』というものも、「そうか……!」と思わされました。思わず、頭からもう一度読み返しましたから。うん、確かに思い通りに動かせて、その人の経験した感動なんかも全部味わえる……!

話自体もですが、黒星紅白さんの絵柄もあって、全体的に柔らかくて優しい雰囲気を受けました。
時間なくて読書はちょっと……という方にもおすすめです。
通勤時間とかでも十分に読み終われますし、ほっこりと暖かい気分にさせられます。
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22 : 53 | 読書 | トラックバック(1) | コメント(1) | page top↑
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コメント
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久々に血なまぐさいお話でしたが、
エピローグの爽やかさは顕在で、安心しました。
トラックバックさせていただきました。
by: 藍色 * 2012/06/22 * 18:55 * URL [ 編集] | page top↑
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「マリアビートル」伊坂幸太郎
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