FC2ブログ
『<本の姫>は謳う』(著:多崎礼) 全4巻読破!
2010 / 09 / 22 ( Wed )
“本の姫”は謳う〈1〉 (C・NOVELSファンタジア)“本の姫”は謳う〈1〉 (C・NOVELSファンタジア)
(2007/10)
多崎 礼

商品詳細を見る


こないだ言ってたシリーズ物です。全4巻。
新書版で二段組という、とても読み応えのある形式の本なのですが、2日で読破しました。
最初に読破したのは結構前(このブログ始める前)なのですが、今回再読。
やっぱりこの人の文章好きだああああ!!


以下、いつもになく熱い(多分)、無駄に長い個人的感想です。
※重大なネタバレも含みます!!
好きな作家のところにも挙げているように、私、多崎礼さんの作品の大ファンです!
もし「好きな作家を誰か1人だけ挙げろ」と言われたら、この人の名前を挙げると思います。
デビュー作『煌夜祭』も、もちろん読んでいますよ! 図書館で借りて読了後、欲しくなって自分で買いましたもん!(この作品も、再読したらまた語りたいです)

壁井ユカコさんが初めて「負けた…」と思った作家さんなら、多崎礼さんは初めて「敵わない……!」と思った作家さんです。へっぽこな文章しか書けない私がこんなこと言うなんて、おこがましいにもほどがありますが。(水城の身の程知らずめ!!)

……というくらい凄いんですよ、多崎礼さんの作品。特に、この『<本の姫>は謳う』シリーズは。
あらすじとしては……
『アンガスという少年が、本に宿る<姫>の記憶と身体を取り戻すために、世界中に散らばった「文字<スペル>」を回収していく―』……という感じでしょうか。ものっすごい要約すれば、ですが。


主人公アンガスの視点と、それとは別に、聖域に住む「俺」…アザゼルの視点で2つの話が進行していきます。
最初は繋がりがみえないんですが、徐々に分かっていくんですよね。
(聖域で登場する人物は全て天使の名前がついてるんですが、正直、ちょっと分かりづらいです。役職名としての名前なので、同じ名前でも違う人物だったりするので。「えっと…このツァドキエルは女性?男性?敵?味方??」と混乱したりしました)


どんな目にあっても、徹底して非暴力を貫くアンガスが格好いいです。
でも私は、どちらかというとアザゼルに惹かれて仕方ありませんでした。
聖域から追われて、地上に住む人々に助けられて、最終的には聖域側と戦うことになるアザゼル。
彼と歌姫エマの、お互いのために戦う2人の姿がもう……もうっ……涙なくしては語れない!


実際、最後は本当にもう号泣でした。『獣の奏者』の最終巻並みに。
涙で文字が追えない。というか、読んでる机にティッシュの山ができたくらいです。
「かの地かの時で彼女を待つ――唯一人の伴侶のもとへ。(P240)」
最後、エマがアザゼルのもとへと帰るこの箇所は、何度読んでも涙が滲みます。
『薄紅天女』然り、全ての決着をつけた後に愛する人のもとへ帰る、というのが私の泣きのツボなのかもしれません。

読後もしばらく、ふとした瞬間、思い出す度に涙が溢れて困りました。
犬の散歩しながら、いきなり涙ぐんでいた女がいたらたぶんそれは私です(苦笑)



うあぁ…何か全然上手い感想書けてないですね。
あの感動は、どう表現したら伝わるんだろう? すごくもどかしいです……! 自分の文才の無さに凹む。
「上橋菜穂子の作品が好き!」とか「荻原規子の作品が好き!」という、私と読書傾向が似ている方は、ぜひ読んでみられることをおすすめします!
百聞は一見に如かず! 実際読んでみなければ本の魅力は分かりませんので!
スポンサーサイト



23 : 58 | 読書 | トラックバック(0) | コメント(3) | page top↑
<<旅行(もどき)なう! | ホーム | 『Story Seller』、『空想オルガン』、『獣の奏者外伝 刹那』読破!>>
コメント
* No title *

はじめまして
私も多崎礼さんの大ファンです!!
本の姫は謳うシリーズも素晴らしかったですが
最新作の「夢の上」シリーズはもう読みましたか?
私はもうドはまり中です
まだでしたら
ぜひ読んでください
by: りお * 2011/02/09 * 20:01 * URL [ 編集] | page top↑
* りお様へ *

はじめまして。拙ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
多崎礼さんの作品、良いですよねー!
「夢の上」シリーズですが、2巻までちゃんと読破していますよ~。最近忙しかったので、まだ2巻の感想はUPできていないのですが…また1巻から読み直した上で、感想上げようと思います。
私もりお様と同じく、このシリーズにももの凄くハマりましたよ! 完結編である3巻の発売が、今から待ち遠しいです。

身近に、多崎礼作品について語れる人が残念ながらいないので、同じようなファンの方にコメント戴けて、嬉しかったです♪ ありがとうございました!
by: 水城(みずき) そら * 2011/02/09 * 23:19 * URL [ 編集] | page top↑
* 承認待ちコメント *

このコメントは管理者の承認待ちです
by: * 2013/10/26 * 20:17 * [ 編集] | page top↑
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://pastelnote.blog52.fc2.com/tb.php/138-cd0bc63c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |